まずは自己紹介を
(有)デリンベイク、手作りコロッケの店ひろっちゃんの代表をしています細川洋伸(ほそかわひろのぶ)と申します。
この魚の棚商店街で生まれて、この町で育ちました。地元の高校を卒業してから大阪のホテルで調理の仕事を5年ほど行ってから、高知に戻りました。その後、いろいろなホテルや飲食店で料理の修行を行っていましたが、家業であったこの店を継ぐことになり、以来ずっとこの仕事をやっています。
どのようなお店ですか?
この店の歴史ですが、もともとは戦後まもなく、祖父が高知に戻ってから、この場所で魚屋をはじめました。当時の冷蔵技術では、魚はすぐにいたんでしまうため、惣菜の販売も始めました。その後、昭和52年(1977年)に父が食肉店を開業、伊藤ハムの代理店として高知1号店を百貨店に展開する傍ら、ここではコロッケを中心とした惣菜店として営業を始めました。その後、バブル崩壊、コロナなどもあり、事業としてはとても大変でしたが、現在も頑張ってここで営業しております。
どのような商品?人気商品とお値段は?
コロッケなどの総菜、お弁当などを主に取り扱っています。人気商品は、高知家のうまいもの大賞2020で大賞を受賞した鰹たっぷりコロッケ(150円)、同賞2021年入賞の室戸海洋深層水仕込み筍の土佐煮と青のりたっぷりコロッケ(150円)、ビーフコロッケ(120円)、季節のお弁当、昔ながらのオムライスなどとなります。
実は、これまで製造したコロッケの数は400種類以上、その全ては機械を使わない昔ながらの手作りとなっています。店頭では常時約20種類を販売しておりますが、季節や旬の味覚に合わせて定期的に種類を入れ替えております。
どのようなお客様?
以前は、大手スーパーやインターネットを使った販売、OEM生産なども行っておりましたが、現在は、この店を中心として、主にこの近くで働いている方々、近くに住んでる主婦の皆さんにご贔屓にしていただいてます。
今のお仕事で苦労したことは?
やはり商品開発です。あとは、やはりコロナによっての売り上げ減少ですね…。
魚の棚商店街への想い
現在は、事業の傍ら、この魚の棚商店街協同組合理事長も兼任しており、この商店街の活性化に貢献できるように頑張っています。
私自身、まだまだ若輩者ですが、先代を含め、諸先輩方が残してくれたこの味のある町並みを、自分たちがブラッシュアップして、次の世代へと繋げていきたいと考えています。
そのためには、まずは横と横との連携を強化していき、世代の異なる方々をうまく繋げていければいいなと考えています。
お客様へのメッセージ
魚の棚商店街は江戸時代初期(1661年頃)に土佐藩3代藩主の山内忠豊によって開設されたと言われています。その当時は、魚を取り扱う店が多かったため、魚の棚と呼ばれたそうです。商店街と言ってもその道幅は約3メートルと小さく、約20軒のお店が軒を並べている程度。高知市わがまち百景にも選ばれた古い町並みを見に、ぜひお越しください。
名前: 細川洋伸(ほそかわひろのぶ)
店名: (有)デリンベイク 手作りコロッケの店ひろっちゃん
仕事/役職: 取締役
趣味: 魚釣り(特に鮎釣り)
座右の銘: 笑う門には福来る
魚の棚歴: 生まれてからずっと
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