まずは自己紹介を
高知ではめずらしい3Dフィギュアという、少し変わった商品、サービスを行っているオリフシの竹中和弘(たけなかかずひろ)です。
もともと高知で生まれ育ったのですが、縁あって関東で玩具や、車や家電などの3Dデータ制作、造形、納品をするといった仕事を行っていました。ものをクリエイトするのが設計の仕事、メイクするのが当時の自分の仕事でした。
こんなことを言うと恥ずかしいのですが、他の人があまりやっていなくて、自分の持っている技術で、何か高知に貢献できること、恩返しできることはないかなと思い、それが3Dプリントを活かした仕事じゃないかと思って、高知に戻りこの店を始めました。
店名の意味は?
店名の「オリフシ」ですが、これは私の祖母が「おりうし出てきいや」(土佐弁)と言ったことから「オリウシ=オリフシ(折節)」と名付けました。
意味は、その場合場合、その時々、ときどき、たまにといった感じの意味で、土佐日記などにも「をりふし」と出ているようです。
どのような商品?人気商品とお値段は?
ちょっと変わった商品なのですが、ご自身やご家族の分身人形が人気です。一般的には3Dプリントフィギュアと呼ばれるものなのですが、ここではその名称でやってます。大きさによりますが、1色無地だと3000円から制作可能で、制作するためには本人に来ていただく必要があります。家族みんなで家族写真の立体版という感じで、作られる方もいます。昼一にオーダーいただけると夕方には出来上がり、遅くても翌日には受け取りが可能です。
他には、個人というよりもBtoB向けですが、何か壊れたものなどで、プラスティックでも大丈夫という部品や型的なものの製作が可能です。こちらは物やサイズにもよりますが、大体1万円ぐらいからやっています。
どのようなお客様?
店舗での商品や、分身人形の制作は個人のお客様が多く、ちょっと特殊な部品などの製作依頼は企業の方が多いです。また個人、BtoB向けでの3Dプリント用のデータ制作などの仕事も行っているので、そういったニーズもございます。
今のお仕事で苦労したことは?
売上が少ない時などはやはり厳しいですね。店舗での事業に力を入れたいのですが、コロナ禍では商店街自体の人通りも少なく、お客様がいらっしゃらないこともあります。そんな時には個人やBtoB向けの3Dプリント用データ制作などを行ってますが、出来れば店頭に来てほしいですね。
魚の棚商店街への想い
県外で働いていて戻ってきたからかそう感じるのかもしれませんが、商店街自体が何か自信がないように思います。ここはすごく良い空間ですし、可能性も高いと思ってるので、本当に勿体ないなあと思います。商店街の先輩方からも、いろいろとビジネス的なアドバイスもいただいたりするのですが、その多くが僕の持っている技術を活かせる別の場所があるといった感じの話が多いように感じます。僕自身はこの商店街の雰囲気が好きで、ここの素晴らしさを知っています。なので、みんなが自信をもってこの町の良さをお客様に伝えられたらいいんじゃないかなと思ったりもします。
お客様へのメッセージ
魚の棚商店街はには、その歴史からか、可愛いノラ猫が多く、人懐っこい猫がいつも遊びに来ます。猫好きの方は是非癒されに来てください。お気に入りのノラ猫が見つかるかもしれません。
名前: 竹中和弘(たけなかかずひろ)
店名: オリフシ
仕事/役職: 代表
趣味: 読書。ビジネス書や自己啓発の本をよく読んでいます。
座右の銘: 塞翁が馬
魚の棚歴: 2015年より